<p></p><div class="img-container"><img src="https://cdn.qurate.cloud/2024/01/22/22/01/18/1439f6c9-6288-4593-a6ea-c9c81d4b8fd1/-----------2024-1--1-.png" link_href="" link_target=""></div><p>エンジニア起業家に特化したベンチャーキャピタル(VC)のMIRAISE(東京都渋谷区、代表:岩田真一、以下:ミレイズ)は、2024年のスタートアップにとって重要なインパクトをもつ5つのソフトウェア技術を「MIRAISE PREVIEW 2024」として発表しました。</p><p>2023年に社会現象となったAIも、急に登場した単独のトレンドではなく、過去10年の技術発展のトレンドの一つです。2021年から本レポートを公開する中でミレイズが予想した、Chat GTP や Bard などの生成系AIの爆発的な普及や、サーバーレス技術企業のユニコーン化は、2023年に現実になりました(<a href="https://www.miraise.vc/news/miraise-preview-2023"><u>*</u></a>)。</p><p>テクノロジー・イノベーションが加速している中、ミレイズはエンジニアまた起業家出身のVCとして、社会におけるテクノロジーの本質的な価値とその発展予想を分かりやすく発信していきます。</p><div class=" q-surround-border text-center additionalClassesSet " style=""><p><a href="https://www.miraise.vc/news/miraise-preview-2024" target="">【MIRAISE PREVIEW 2024】 フルバージョン</a></p></div><h2><strong>ソフトウェア技術の進歩を予測し、トレンドを先読み</strong></h2><p>「MIRAISE PREVIEW」は国内外のスタートアップにおいて、今後活用が予測されるソフトウェア技術をピックアップし、ミレイズ独自の視点で解説と考察を加えたレポートです。2021年から毎年レポート(*)を公開し、国内外のスタートアップにおけるトレンドを先読みしてきました。(*<a href="https://www.miraise.vc/news/miraise-trend-2021"><u>MIRAISE TREND 2021</u></a> / <a href="https://www.miraise.vc/news/miraise-trend-2022"><u>MIRAISE TREND 2022</u></a> / <a href="https://www.miraise.vc/news/miraise-preview-2023https://www.miraise.vc/news/miraise-preview-2023"><u>MIRAISE PREVIEW 2023</u></a>)</p><p>具体的には「<a href="https://www.miraise.vc/news/miraise-preview-2023https://www.miraise.vc/news/miraise-preview-2023"><u>MIRAISE PREVIEW 2023</u></a>」において<a href="https://www.miraise.vc/news/miraise-preview-2023"><u>「ラージAIモデルを使ったビジネスの普及とユニコーン化する」</u></a>と予測し、半年後にChat GTP やBard等の生成系AIの爆発的な普及によって、その予測が現実のものとなりました。本年レポートでは、現在のAIのイメージを、さらに一変させる「AI Agent 」の登場を予想しています。</p><h2><strong>エンジニア× 起業家 × 投資家を活かした独自の考察</strong></h2><p>ミレイズはエンジニア起業家に特化したシードVCです。創業以来、投資先を含めた世界中のエンジニア起業家と年間200件以上の情報交換を行っています。本レポートでは2024年のスタートアップにとって重要なインパクトをもつ5つのキーワードを厳選しました。そして、エンジニア× 起業家 × 投資家という強みを活かし、社会におけるテクノロジーの本質的な価値と、その発展予想について様々な事例を加えながら解説しています。</p><div class="text-left " style=""></div><h2><strong> 2024年を予想する 5つのキーワード(<a href="https://www.miraise.vc/news/miraise-preview-2024"><u>参照</u></a>)</strong></h2><div class="q-left-border additionalClassesSet " style=""><h4><strong>1. ERC-4337</strong></h4></div><p>Ethereum の新規格ERC-4337をトリガーとして web3 のマスアダプションが始まる</p><div class="q-left-border additionalClassesSet " style=""><h4><strong>2. AI Agent</strong></h4></div><p>AI がアシスタントからマネージャーに進化する</p><div class="q-left-border additionalClassesSet " style=""><h4><strong>3. サードパーティ Cookie 完全廃止のインパクト</strong></h4></div><p>新たなターゲティング手法が模索される</p><div class="q-left-border additionalClassesSet " style=""><h4><strong>4. CMSの進化は止まらない</strong></h4></div><p>Headless CMS の誕生から10年、次の進化は?</p><div class="q-left-border additionalClassesSet " style=""><h4><strong>5. コーディングにも ESG の波 〜グリーンコーディング〜</strong></h4></div><p> エネルギー消費量の少ないソフトウェア開発の必要性が高まる</p><p><br></p><h2><strong>プリンシパル &amp; CTO 布田 隆介のコメント</strong></h2><div class="img-container"><img src="https://cdn.qurate.cloud/2024/01/24/10/59/34/f14cea60-df48-4681-8fcc-a6b5df7e7b56/screenshot-2024-01-24-at-10.59.11.png" link_href="" link_target=""></div><p>「<em>世の中の話題は AI で持ち切りですが、その他のソフトウェア技術も大きく進歩しています。スタートアップ、起業の観点で今後重要になってくると考える技術の「兆し」を、幅広いソフトウェア技術の中から厳選しました。エンジニア経験のない方でも、分かりやすく読んでもらえるようなキーワードや事例を盛り込み、作成しています。未来を先取りする一つの情報源として目を通していただけると嬉しいです。」</em></p><h2>ミレイズについて</h2><p>ミレイズは、エンジニア起業家に特化したベンチャーキャピタルです。パートナーは、グローバルVCでの投資実績に加え、長年にわたるソフトウェア開発とスタートアップ経営の経験があります。2018年に創業して以来、課題解決に挑むエンジニア起業家を発掘、支援してきました。2023年9月時点の投資社数は53社です。ミレイズは、リスクマネーが相対的に不足しているシード期のエンジニア起業家を支援し、米巨大テック企業に並び立つメガベンチャーの芽を育てます。</p><p>■会社概要:MIRAISE LLC<br>代表者 : 岩田真一<br>設立 : 2018年12月<br>URL : <a href="https://www.miraise.vc/">https://www.miraise.vc/</a><br><br>■本件に関するお問い合わせ先<br>担当者名:MIRAISE PR 蓑口<br>Email:press@miraise.vc<br>プレスキット は<a href="https://www.miraise.vc/news/miraise-press-kit" target="">こちら</a>から</p><p><br></p>
<h2>目次</h2><p>1. ERC-4337<br>2. AI Agent<br>3. サードパーティ Cookie 完全廃止のインパクト<br>4. CMSの進化は止まらない<br>5. コーディングにも ESG の波 〜グリーンコーディング〜</p><p><br><br></p><h1>1. ERC-4337</h1><h5><strong>Ethereum の新規格ERC-4337をトリガーとして web3 のマスアダプションが始まる</strong></h5><p><em>ERC-4337はEthereumの新しい規格です。web3が抱える課題のひとつである、ユーザーにとって複雑で理解が難しい状況を解消することを目的に、Ethereumのコミュニティで提案され、採択されました。その結果、今後 web3 のユーザー体験が劇的に向上します。</em></p><hr><p>web3 がマスアダプションするには、web3 ウォレットがもっと使いやすくなる必要があります。web3ウォレット最大手の Metamask の MAUですら、全世界で3000万人(2022年3月時点)しかありません。<a href="https://about.fb.com/ja/news/2023/07/2023_second_quarter_result/">Facebook の MAU 30億3000万人</a>と比較するとweb3ウォレットを持つユーザーが少ない事は明らかです。web3ウォレットは一般のユーザーには分かりづらく、かつ使いづらいので、web3ユーザーの参入障壁となっています。web3ユーザー(web3ウォレットを持つユーザー)が増えないと、企業はブロックチェーンゲームや Dapps などへ大きな開発費を投資することができないので、なかなかキラーコンテンツが生まれてこないのではないか、と私たちは考えています。</p><p>web3ウォレットの課題*1 としては主に以下の3つが挙げられます。</p><ol><li><p>すべての取引に EOA*2 の承認が必要</p></li><li><p>web3ウォレットにおいて重要な「秘密鍵」をユーザーが直感的に理解できない</p></li><li><p>「秘密鍵」を紛失すると EOA へのアクセスを失い、暗号資産を取り戻すことができない</p></li></ol><p>Ethereumの新規格ERC-4337によって何が変わるのでしょうか?一番大きい改善はweb3ウォレットにプログラムを記述することができるようになることです。その結果、以下のように、web3ウォレットの課題を解決します。</p><p>1. 秘密鍵を紛失した際に、Email や電話番号を元にした復元ができる<br>2. 複数人で管理するウォレットの作成ができる<br>3. 法定通貨(fiat)でのガス代の支払いができる</p><p>ERC-4337がEthereumコミュニティに提案されたのは2年前のことです。Ethereumの動向に注目していた多くの開発者がこの提案をビジネスチャンスと捉え、積極的にプロダクト開発に取り組む動きが見られました。2023年3月にEthereumに実装され、メインネットで利用できるようになったため、2024年にはERC-4337を活用したプロダクトが多く登場することでしょう。</p><p>実際のところ、今、世界中でERC-4337を利用したweb3ウォレット(スマートコントラクトウォレット*3)を開発するスタートアップへの投資が活発です。 <a href="https://www.soulwallet.io/"><u>米Soul Wallet</u></a> は<a href="https://techcrunch.com/2023/03/16/soul-wallet-crypto-wallet/"><u>2023年3月にシードで 300万ドルを調達</u></a>し、<a href="https://www.argent.xyz/"><u>米Argent</u></a> は<a href="https://www.coindesk.com/business/2022/04/28/argent-raises-40m-to-make-crypto-wallets-easier-to-use/"><u>2023年4月にシリーズBで 4000万ドルを調達</u></a>しました。また、イーサリアム財団も、<a href="https://erc4337.mirror.xyz/hRn_41cef8oKn44ZncN9pXvY3VID6LZOtpLlktXYtmA"><u>ERC-4337 を活用した18のプロジェクトへの資金援助</u></a>を発表しています。</p><p>ガートナーのハイプ・サイクルでは、2022年時点で Blockchain Wallets は幻滅期を超えたことを示しています。ERC-4337 がメインネットで利用できるようになったことによりweb3ウォレットを持つユーザーが増える事を期待して、ブロックチェーンアプリを開発する開発者が増加しそうです。</p><div class="img-container"><img src="https://cdn.qurate.cloud/2024/01/22/22/03/04/ecc97467-88c1-4b14-aac9-98ae23655f5e/screenshot-2024-01-22-at-22.02.44.png" link_href="" link_target=""></div><p>(出典: <a href="https://www.gartner.com/en/newsroom/press-releases/2022-08-30-metaverse-web3-and-crypto-separating-blockchain-hype-from-reality"><u>Metaverse, Web3 and Crypto: Separating Blockchain Hype from Reality</u></a> ブロックチェーン、Web3分野のハイプ・サイクル図)</p><p>FTX の破綻や AI の大きな波が訪れたことで、web3 市場が失速した印象を持つ人が多くいるかも知れません。一方で、私たちはEthereum の新規格の実装をきっかけにweb3 にマスアダプションが訪れると考えています。<strong>FTXなどの文脈で語られる暗号資産と分散技術と暗号化技術を活用した課題解決ソリューションという文脈で語られるweb3は分けて考えるべきだと思います。</strong>今後もweb3 の技術的進歩や関連するスタートアップに着目し、活発に投資活動を行っていきます。</p><p>*1 <a href="https://speakerdeck.com/sbtechnight/web3-walletnoji-shu-dong-xiang-nituite"><u>Blockchain/Web3 Walletの技術動向について</u></a>、<a href="https://www.coindeskjapan.com/182359/"><u>Web3のマスアダプション、障害はテクノロジー</u></a> など多くの記事がweb3ウォレットの課題を述べている。<br>*2 EOA(Externally-owned account)はMetamaskなど秘密鍵で管理されるアカウントのこと。EOAと比較されるアカウントにCA (Contract Account)がある。CA は Dapps などのネットワークにデプロイされ、コードによって制御されるスマートコントラクトのこと。<br>*3 スマートコントラクトウォレットとは、プログラムが記述されたweb3ウォレットのこと。</p><p><br><br></p><h1>2. AI Agent</h1><h5><strong>AI がアシスタントからマネージャーに進化する</strong></h5><p><em>皆さんは、AI にどのようなイメージを持つでしょうか。ChatGPT の登場により、AI は翻訳や執筆、調査 などを行う優秀なアシスタントのイメージを持つ方が多いと思います。2024年は現在の AI のイメージを一変させるような進化を目の当たりにします。</em></p><hr><p><br>2023年は様々なメディアで AI の話題が取り上げられました。米OpenAI は 2023年3月に GPT4、11月に GPT4 Turbo を発表し、GPT の進化の速さを世間に印象付けました。OpenAI の競合の<a href="https://www.anthropic.com/">米Anthoropic</a> も2月に米グーグルなどから4億5000万ドル、3月に3億ドルを調達し、評価額は4100億ドル に達しました。米Crunchbaseの調査によると、<a href="https://news.crunchbase.com/ai-robotics/us-startup-funding-doubled-openai-anthropic-2023/">2023年の1月から8月までの米国のスタートアップへの投資額の26%がAI企業</a>でした。</p><p>Generative AI の登場により、人間はAIをアシスタントとして翻訳や執筆、要約、プログラミング、画像生成などに活用することで業務の効率化を実現しました。私たちが <a href="https://www.miraise.vc/news/miraise-preview-2023"><u>MIRAISE PREVIEW 2023</u></a> で「ラージAIモデルを使ったビジネスがユニコーン化する」と予測した通り、AI関連のスタートアップに投資が集まり、AI は大きな盛り上がりを見せています。</p><p>しかし現在の AI は、AI を使う人の知識や経験に大きく依存するという課題があります。AIを活用する知識がない人は、欲しい情報を取り出せない等、AIを上手く使いこなすことができません。</p><p>AI Agent は人間が AI に指示を出すのではなく、AI が AI に指示を出します。人間は細かい指示ではなく、課題を AI に伝えるだけで、課題に対する解決策の手法の探索、実装、評価、修正を AI が行います。そのため、AI Agent では、人間のAI活用のスキルに依存しないため、より多くの人がAIのメリットを享受できるようになります。</p><p>AI Agent の誕生の発端となったプロジェクト「<a href="https://github.com/Significant-Gravitas/AutoGPT"><u>AutoGPT</u></a>」は 2023年4月にオープンソースで公開されると、わずか3ヶ月で14万以上のスターを獲得し、エンジニアの間で話題になりました。また別の例として、GitHub は開発者向けの年次イベント GitHub Universe 2023 で AI Agent「<a href="https://githubnext.com/projects/copilot-workspace/"><u>Copilot Workspace</u></a>」を発表しました。「Copilot Workspace」 は AIがコードを補完するのではなく、人間が issue (バグの内容や機能開発の内容などの短い文章) を書くだけで AI が仕様を考え、仕様に沿った実装方法を設計し、コードを修正または新規作成します。</p><div class="img-container"><img src="https://cdn.qurate.cloud/2024/01/22/22/08/56/76ffa5ce-6205-4f9b-96da-954b7516909d/screenshot-2024-01-22-at-22.08.14.png" link_href="" link_target=""></div><p>(出典:<a href="https://github.com/Significant-Gravitas/AutoGPT"><u> GitHub - Significant-Gravitas/AutoGPT</u></a> AutoGPTのGitHub上でのスター数の推移図)</p><p>AI Agent はソフトウェア開発だけでなく、会計分野での導入事例もあります。<a href="https://www.blackore.ai/"><u>米Black Ore Technologies</u></a> は会計士向けの AI Agnet の「Tax Autopilot」 を開発し、<a href="https://www.blackore.ai/articles/black-ore-emerges-from-stealth-with-60-million-funding"><u>2023年11月に 6000万ドルを調達</u></a>しました。</p><p>現在、AI Agent はテキスト生成の AI を活用し、ソフトウェアや会計などの分野で開発が活発です。今後は、画像や動画の Generative AI の発達にともない、より幅広い分野での活用が進むと予測しています。</p><p><br><br></p><h1>3. サードパーティ Cookie 完全廃止のインパクト</h1><h5><strong>新たなターゲティング手法が模索される</strong></h5><p><em>ウェブの広告分野では2024年、Google Chrome のサードパーティ Cookie が完全廃止されます。このことのインパクトはとても大きく、今後Cookie に頼らないターゲティング手法の開発が加速していくでしょう。</em></p><hr><p></p><p>欧米では、Cookie を個人情報とみなし、プライバシー保護の観点から規制の対象になっています。これを受け、2020年3月に米アップルの標準ブラウザである Safari はサードパーティ Cookie を完全に廃止しました。そのため、ウェブ広告の精度が落ち、ウェブ企業の広告収益が減少し始めました。また、米メタは2022年に広告収入が前年同期比で初めて減少に転じ、10年間続いた同社の広告の売上成長が止まりました。</p><p>グローバルのブラウザのシェアは、Safari が約20%で、Chrome は約60%です。Chromeを開発する米グーグルは <a href="https://blog.google/products/chrome/privacy-sandbox-tracking-protection/"><u>2024年後半に Chrome のサードパーティクッキー を廃止することを発表</u></a>しました。そのため、ウェブ広告において、サードパーティ Cookie に頼らない方法での広告の精度向上がこれまで以上に重要となるのです。</p><p>現在、新たな手法でウェブ広告の精度向上に取り組むスタートアップが国内外で誕生しています。例えば、<a href="https://www.sushitopmarketing.com/"><u>日Sushi Top Marketing社</u></a> は消費者が保有する NFT を解析し、ターゲティングした消費者へNFT を配布するサービス「 <a href="https://www.sushitopmarketing.com/service/token-graph-marketer"><u>トークン・グラフマーケター</u></a>」を開発しています。<a href="https://www.revenueroll.com/"><u>米Revenue Roll</u></a>は、Identity Graph* を活用した広告分析ツールを開発し、<a href="https://www.crunchbase.com/organization/revenueroll/company_financials"><u>2023年にシードの資金調達を実施</u></a>しました。</p><div class="img-container"><img src="https://cdn.qurate.cloud/2024/01/22/22/10/31/3e56f2f5-dfc5-4a1d-8690-92c6a910db94/screenshot-2024-01-22-at-22.10.15.png" link_href="" link_target=""></div><p>(出典: <a href="https://www.sushitopmarketing.com/service/tokengraphmarketing"><u>トークングラフマーケティング</u></a> Sushi Top Marketing社が提唱するトークングラフマーケティングの説明図)</p><p>ポストCookieの時代、上記のようなNFT活用など、従来とは異なるアプローチでユーザーをターゲティングするスタートアップが増加すると考えます。現在のプラットフォーマーのようにテックジャイアントが独占するのではなく、分散技術の活用とプライバシーに関するリテラシ向上によって、よりユーザーが納得できるような理想的な形が実現するかどうか、注目しています。</p><p>* Identity Graph はデモグラフィック、閲覧履歴、購入履歴、その他さまざまなソースから収集されたデータなど、訪問者に関する情報を提供することで、eコマース・ビジネスが広告キャンペーンをより効果的に行うためのデータベースである</p><p><br><br></p><h1>4. CMSの進化は止まらない</h1><h5><strong>Headless CMS の誕生から10年、次の進化は?</strong></h5><p><em>「Headless CMS」の登場から10年が経過し、その期間に企業のWebサイトにおけるコンテンツ配信に対するニーズが変化してきました。そして今、CMS に新たな進化の兆しを見ることができます。</em></p><hr><p></p><p>CMS (Contents Management System) はWebサイトのコンテンツを管理、作成、更新するシステムです。エンジニアでなくても HTML/CSS を書くことなく誰でも比較的容易にWebサイトのコンテンツを管理することができます。</p><p>CMS は1995年頃に登場し、常に進化してきました。2003年にブログやWebメディアが流行したことで爆発的に流行した「<a href="https://wordpress.com/"><u>Wordpress</u></a>」は現在でもインターネット上のwebサイトの42.6%で利用されています*1。</p><p>2010年代に「Headless CMS」が登場しました。「Headless CMS」はコンテンツデータのみをAPI2として提供するものです。従来のCMSはデータの管理とUI(見た目、デザイン)を両方管理するものでしたが、スマートフォンの普及等により、コンテンツの配信先がウェブサイトだけではなく、モバイルアプリやTVなどへ多様化し、それらに対応するためにはデザイン部分とコンテンツデータ管理を切り離すニーズが強くなりました。これががHeadless CMS登場の背景です。「Headless CMS」は JAMStack*3 と呼ばれる新しいシステム構成手法と共に、現在多くのプロダクト開発で採用されています。</p><div class="img-container"><img src="https://cdn.qurate.cloud/2024/01/22/22/12/02/ea8bbd8e-dec1-4181-b521-0b4cd628c872/screenshot-2024-01-22-at-22.11.50.png" link_href="" link_target=""></div><p>(出典: <a href="https://hygraph.com/blog/series-b"><u>$30M to Power the Next Generation of Content Management | Hygraph</u></a> Hygraphが提唱するFederated Contents Platformの説明図)</p><p>「Headless CMS」の登場から10年が経ち、Webサイトに表示するコンテンツは、ひとつの CMS をデータソースにするのではなく、複数のサービスで管理しているコンテンツをそれぞれの API を通じて取得するように変化しました。つまり今度はデータ部分が一つではなくなったのです。</p><p>今回もそのニーズに合わせ、CMS は進化しました。<a href="https://hygraph.com/blog/series-b"><u>2023年3月に3000万ドルを調達</u></a>した<a href="https://hygraph.com/"><u>独Hygraph</u></a> は開発する CMS を「Federated Content Platform」と定義し、複数のサービスとAPI で接続し、コンテンツを一元管理します。<a href="https://payloadcms.com/"><u>米Payload</u></a> はエンジニアが開発しやすい CMS をオープンソースで開発し、<a href="https://techcrunch.com/2022/11/15/payload-raises-4-7m-for-its-developer-first-headless-cms/"><u>グーグルのAIに特化したグラディエント・ベンチャーズやMongoDBから470万ドルを調達</u></a>しました。<a href="https://agilitycms.com/"><u>加AgilityCMS</u></a> は、開発する CMS を「Composable CMS」と定義し、CMS をブロックのように組み立て、コンテンツの追加や削除を簡単にします。MACHアーキテクチャ*4 に適した CMS である事が特徴です。</p><p>私たちは企業のコンテンツ配信に対するニーズの変化と関連する技術の進展に伴い、CMSも次の進化のフェーズに入っていると考えています。</p><p>*1 <a href="https://w3techs.com/technologies/details/cm-wordpress"><u>Usage Statistics and Market Share of WordPress, December 2023</u></a><u><br></u>*2 API (Application Programming Interface)は、プログラムからサービスのデータを操作するためのインタフェースのこと。<br>*3 JAMStack はフロントエンドのWeb開発の手法のひとつ。 導入することでページの読み込みが高速かつセキュリティの高いWebサイトの構築が可能になる。<br>*4 MACHアーキテクチャ とは、最新のシステムアーキテクチャで、マイクロサービス、APIファースト、クラウドネイティブ、ヘッドレスを活用したシステム構成で、拡張性があり、変更に強いスケーラブルなシステム構成。</p><p><br><br></p><h1>5. コーディングにも ESG の波 〜グリーンコーディング〜</h1><h5>エネルギー消費量の少ないソフトウェア開発の必要性が高まる</h5><p><em>近年、世界中の政府や投資家、金融機関が2050年までにネットゼロの達成を目指すことを宣言したことで、国内外の多くの企業がESGへの取り組みを開始し、数値目標や達成度合いを公表するようになりました。ソフトウェア開発においても、エネルギー消費量の少ない言語を選択したり、クラウドに比べてデータ転送の必要のないローカルで実行するプログラムにするなどのグリーンコーディングに注目が集まっています。</em></p><hr><p></p><p>環境問題はソフトウェアエンジニアにとって無関係と思われているかもしれませんが、ACM (Association for Computing Machinery)の報告書*1 によると、ICTセクターの気候への影響は航空業界と同じレベルだそうです。データセンター、AI開発、ブロックチェーンのマイニングなどのエネルギー消費量が特に大きく、2050年までに世界のCO2排出量の3分の1をICTセクターが占める可能性があるとされています。</p><p>ビッグテック企業は既にCO2排出量削減に向けた活動を開始し、米グーグル、米アップル、米マイクロソフトは 2030年までに、米アマゾンは2040年までにカーボンフリー/ネガティブを達成することを公表しています。</p><p>データセンターなどの大きな電力を使用する分野以外で、ソフトウェアエンジニアがESGに直接関係するものが「グリーンコーディング」です。グリーンコーディングはエネルギー消費量の少ない言語を選択したり、クラウドに比べてデータ転送の必要のないローカルで実行するプログラムにするなど消費電力の少ないソフトウェア開発のことを指します。ポルトガルの大学の研究者チームの論文*2によると、プログラミング言語によるエネルギー消費量の違いは20倍近い差がある事が明らかになりました。</p><p>グリーンコーディングに関連するプロジェクトは世界中で誕生しています。<a href="https://greenframe.io/"><u>仏GreenFrame</u></a> はソフトウェアのCO2排出量を算出し、モニタリングするソフトウェアを開発し、ソフトウェアの脱炭素化を支援します。非営利団体の<a href="https://www.thegreenwebfoundation.org/"><u>蘭GREEN WEB FOUNDATION</u></a> は2030年までに化石燃料を使用しないインターネットを目指して活動し、CO2を測定する JavaScript のライブラリCO2.js の開発や、グリーンエネルギーで運営されているウェブサイトの世界最大のデータセットを公開しています。</p><div class="img-container"><img src="https://cdn.qurate.cloud/2024/01/22/22/15/32/c22ce722-7dd6-4495-a65a-1551b83100a8/screenshot-2024-01-22-at-22.15.19.png" link_href="" link_target=""></div><p>(出典: <a href="https://app.greenframe.io/demo"><u>GreenFrame - Measure the Carbon Footprint of your Website</u></a> GreenFrameが提供するウェブサイトの電力使用量のダッシュボードイメージ)</p><p>2023年末時点では、この分野で大型の資金調達をするようなスタートアップを見つけることはできませんでしたが、環境問題への関心の高まりに比例して、グリーンコーディングに関連するスタートアップが登場すると私たちは予測しています。</p><p>*1 <a href="https://dl.acm.org/doi/pdf/10.1145/3483410"><u>Association for Computing Machinery, COMPUTING AND CLIMATE CHANGE, November 2021</u></a><u><br></u>*2 <a href="https://sites.google.com/view/energy-efficiency-languages/home"><u>Energy Efficiency Across Programming Languages</u></a></p><p><br><br></p><h2><strong>MIRAISEの情報発信</strong></h2><p>MIRAISEではこの今回のレポート以外にも毎週最新のテック情報を発信していますのでこちらも是非御覧ください。</p><p></p><ul><li><p>「MIRAISE PREVIEW」<br>- <a href="https://www.miraise.vc/news/miraise-preview-2023" target="">MIRAISE PREVIEW 2023</a><br><a href="https://www.miraise.vc/news/miraise-trend-2022" target="">- MIRAISE TREND 2022</a><br><a href="https://www.miraise.vc/news/miraise-trend-2021" target="">- MIRAISE TREND 2021</a><br>※ 2023年から名称を「MIRAISE TREND」から「MIRAISE PREVIEW」へ変更しています。<br></p></li><li><p>「MIRAISE RADIO」<br>エンジニア起業家の生の声や最新テックニュースをお届けする音声コンテンツ<br><a href="https://podcasts.apple.com/jp/podcast/miraise-radio/id1547562320" target="">Apple Podcast</a> | <a href="https://podcasts.google.com/feed/aHR0cHM6Ly9hbmNob3IuZm0vcy9lYjI1NjM0L3BvZGNhc3QvcnNz" target="">Google Podcast</a> | <a href="https://open.spotify.com/show/1c5zs4Pr2V2iHHUQo7FygZ" target="">Spotify</a><br></p></li></ul><h2><strong>最後に</strong></h2><p>お読みいただきありがとうございました。<br>このレポートを読んでMIRAISEとディスカッションしたい新規事業部門や投資部門の方、起業を考えてるエンジニアでMIRAISEと相談したい方はこちらからお問い合わせください。</p><p>問い合わせフォーム<br><a href="https://www.miraise.vc/contact">https://www.miraise.vc/contact</a></p><p></p><div class="img-container"><img src="https://cdn.qurate.cloud/2024/01/23/23/33/26/774c7699-4b30-4bae-819a-cc6960fdb219/lr_0992.jpg" link_href="" link_target=""></div>
<p>MIRAISEでは、投資先の起業家同士が相互に学び合う「ピア・ラーニング」の環境を大切にしています。</p><p>ミレイズの投資先起業家やメンターの方との交流会の場として、MIRAISE 新年会 2024 KICK OFF DINER を1月16日に<a href="https://twitter.com/CryptoCafenBar">@CryptoCafenBar</a> でリアル開催しました。</p><p>当日は遠くは米国、仙台、大阪などから多くの起業家の皆さんが集まり、2023年の学びを共有し、また2024年の決意を新たにできる時間となりました。 </p><p>こちらでは当日の様子を写真でご紹介します。</p><div class="h3 additionalClassesSet " style=""><h6>MIRAISE 2024 Kick Off DINNER</h6></div><ul><li><p>日時:2024年 1月 16日 (火曜日)<strong>⋅</strong>18:00~21:00(受付 17:50-)</p></li><li><p>会場:Crypto Cafe &amp; Bar</p></li><li><p>住所:東京都渋谷区恵比寿南3丁目5−7 デジタルゲートビル 2F(<a href="https://maps.app.goo.gl/Rk3WtL6vfWrr5U9A8">Google map</a>)</p></li></ul><div class="img-container"><img src="https://cdn.qurate.cloud/2024/02/01/16/25/39/fec0e3b2-0311-4267-86ec-3afe46353b58/lr_1090.jpg" link_href="" link_target=""></div><div class="img-container"><img src="https://cdn.qurate.cloud/2024/02/01/16/25/52/a3ceacd3-f342-4728-95e8-bab4d1943a2b/lr_1189.jpg" link_href="" link_target=""></div><div class="img-container"><img src="https://cdn.qurate.cloud/2024/02/01/16/26/03/2b319a7d-80c3-41ac-90af-34521531806d/lr_1206.jpg" link_href="" link_target=""></div><div class="img-container"><img src="https://cdn.qurate.cloud/2024/02/01/16/26/17/6c6f5b0a-e4f2-4753-9b4c-d634fc6b296c/lr_1290.jpg" link_href="" link_target=""></div><div class="img-container"><img src="https://cdn.qurate.cloud/2024/02/01/16/26/28/35e3ce67-2f71-479d-ab8c-254fa527142a/lr_1303.jpg" link_href="" link_target=""></div><div class="img-container"><img src="https://cdn.qurate.cloud/2024/02/01/16/26/42/132cfe14-5f61-4d5f-a3e9-9af1d9a083f9/lr_1320.jpg" link_href="" link_target=""></div><div class="h6 additionalClassesSet " style=""><div class="img-container"><img src="https://cdn.qurate.cloud/2024/02/01/16/26/55/a02f178d-cedb-4af5-8ad8-685984dc744c/lr_1404.jpg" link_href="" link_target=""></div><div class="" style=""><div class="h6 additionalClassesSet additionalClassesSet " style=""><div class="img-container"><img src="https://cdn.qurate.cloud/2024/02/01/16/27/07/e3a59593-f4df-461b-a293-e3262cbef685/lr_1422.jpg" link_href="" link_target=""></div></div><div class="img-container"><img src="https://cdn.qurate.cloud/2024/02/01/16/27/36/263ba6bc-354a-455a-8f47-df441488fadc/lr_1426.jpg" link_href="" link_target=""></div><div class="img-container"><img src="https://cdn.qurate.cloud/2024/02/01/16/27/55/a2ba5e81-ea34-4809-b998-88ac72c7699a/lr_1443.jpg" link_href="" link_target=""></div><div class="img-container"><img src="https://cdn.qurate.cloud/2024/02/01/16/28/18/996090e2-3da8-4334-ad40-3d987848c1c1/lr_1466.jpg" link_href="" link_target=""></div><div class="img-container"><img src="https://cdn.qurate.cloud/2024/02/01/16/28/45/84a73754-b429-4e0c-9d60-4c4d2e10461d/lr_1532--1-.jpg" link_href="" link_target=""></div><div class="img-container"><img src="https://cdn.qurate.cloud/2024/02/01/16/29/03/836d8b31-7068-4f5e-8693-223d856ed635/lr_1586--1-.jpg" link_href="" link_target=""></div><div class="img-container"><img src="https://cdn.qurate.cloud/2024/02/01/16/29/26/716eecc9-b1e2-4f56-b06a-52761260e9af/lr_1592.jpg" link_href="" link_target=""></div><div class="img-container"><img src="https://cdn.qurate.cloud/2024/02/01/16/29/46/d4c3d21c-b142-4f4a-b316-688d89d6fcdf/lr_1761.jpg" link_href="" link_target=""></div><div class="img-container"><img src="https://cdn.qurate.cloud/2024/02/01/16/30/04/b5c891d3-c9f7-4395-a1fc-7104ebc7da69/lr_1779.jpg" link_href="" link_target=""></div><div class="img-container"><img src="https://cdn.qurate.cloud/2024/02/01/16/30/21/067eb0ef-b7d2-4c3d-a08b-151dc554d27d/lr_1788--1-.jpg" link_href="" link_target=""></div><div class="img-container"><img src="https://cdn.qurate.cloud/2024/02/01/16/30/43/964d08dd-1a0a-4270-ac20-1406408da125/lr_1868--1-.jpg" link_href="" link_target=""></div><p></p><div class="img-container"><img src="https://cdn.qurate.cloud/2024/02/01/16/32/48/9a1dade4-cfbd-4151-978f-cef9d3c53b13/lr_1493--1-.jpg" link_href="" link_target=""></div><div class="img-container"><img src="https://cdn.qurate.cloud/2024/02/01/16/32/59/f6d6e02d-0587-45dc-8dec-89a133f28c20/lr_1500--1-.jpg" link_href="" link_target=""></div><div class="img-container"><img src="https://cdn.qurate.cloud/2024/02/01/16/47/51/b5839c42-dd3e-419a-a7b3-45db3e740200/lr_1007.jpg" link_href="" link_target=""></div><p>MIRAISEでは、起業家同士の学び合いピアラーニングを大切にしています。その他のイベントアーカイブは、MIRAISE NEWS &gt; <a href="https://www.miraise.vc/news/?tag=story" target="">STORY</a> からご覧いただけます。</p></div></div><p></p><div class="text-left " style=""><p>#エンジニア #起業家 #スタートアップ #MIRAISECLASS</p></div>
<p></p><div class="iframe-container width-set height-set dimensions-set" data-width="100%" data-height="232px" data-src="https://open.spotify.com/embed-podcast/episode/7wZt926Mr5ZS70Dr6Q4Ve1"><iframe class="" style="" data-embed-type="generic" data-original-link="&amp;#60;iframe src=&quot;https://open.spotify.com/embed-podcast/episode/7wZt926Mr5ZS70Dr6Q4Ve1&quot; width=&quot;100%&quot; height=&quot;232&quot; frameborder=&quot;0&quot; allowtransparency=&quot;true&quot; allow=&quot;encrypted-media&quot;&amp;#62;&amp;#60;/iframe&amp;#62;" src="https://open.spotify.com/embed-podcast/episode/7wZt926Mr5ZS70Dr6Q4Ve1" width="100%" height="232px" frameborder="0" allowfullscreen="true"></iframe></div><p>------------------------------------------<br>MIRAISEでは、課題解決に挑むエンジニア起業家の生の声をお届けするラジオ番組「<a href="https://www.youtube.com/channel/UCV4Ju4OHLYp-2we7vLxWtTg/videos"><u>MIRAISE RADIO</u></a>」を配信しています。こちらのブログでは、「読む MIRAISE RADIO」として、起業家たちのストーリーをラジオの雰囲気そのままにお伝えしていきます。<br>● スピーカー|SUSHI TOP MARKETING株式会社 代表取締役 徳永 大輔<br>● MC|MIRAISE Partner &amp; CEO 岩田 真一 / Comm 蓑口 恵美<br>-------------------------------------------<br><br>近年話題になっているNFT。その一方でNFT身近に感じている消費者はまだそれほど多くはありません。そんな中、セブン銀行は「NFT募金キャンペーン」を2023年7月より開始。スマホさえあればアカウントがなくてもNFTを受け取ることができる設計にしたことが功を奏し、募金額が通常時の10倍になり話題になりました。</p><p>今回は、次世代のマーケティング手法としてNFTマーケティングを提唱するSUSHI TOP MARKETING株式会社代表取締役の徳永大輔(とくなが・だいすけ)氏に登場いただきました。創業から2年目を迎えた今、日本でのNFTの浸透や先述のセブン銀行のNFT募金の導入事例、そしてこれからの挑戦について語っていただきました。</p><h2><strong>「トークングラフ」で倫理的・フェアなマーケティングへ</strong></h2><div class="img-container"><img src="https://lh7-us.googleusercontent.com/9ubnS3BqGz3OMSvlUlzJtUSzJfvzEaBDe39WoVy5tmB7fNKleK9F4kXJcyDzsTctn0aU-SMHwxAD5Fjxz0LRXaYLXCzjnpLNr024flOhXwTf180Lj0sE_7qTz1ojluJtTcwfQYVJRz_4lwxKCXd4p0s" link_href="" link_target=""></div><p>――まず、SUSHI TOP MARKETINGが手がけている事業について教えてください</p><p><strong>徳永:</strong>当社はNFTマーケティング企画・システムを提供するマーケティング支援会社です。ブロックチェーン上の所有情報によって顧客を理解しコミュニケーションしていく「トークングラフマーケティング」事業を行っています。</p><p>ーートークングラフマーケティングとは、どのようなものでしょうか?</p><p><strong>徳永:</strong>現在、顧客理解の主流は検索履歴やWebページの閲覧履歴に基づく「インタレストグラフ」と、SNS上での繋がりに基づく「ソーシャルグラフ」の2つで、これらの情報をもとにマーケティングが行われています。しかし2016年、トランプ大統領が当選した米大統領選やイギリスの「ブレグジット(EU離脱)」において、マーケティング企業がソーシャルグラフを悪用して世論をコントロールする世界的な大事件が発覚しました。そうした出来事を経て、企業や個人の間で、従来とは異なる新たなコミュニケーション方法や、倫理的なマーケティング手法が求められるようになってきました。そのような世の中のニーズの高まりに対し、我々は、個人が所有するデジタルデータによって顧客理解を行う「トークングラフ」という概念やサービスを提案しています。</p><p>ブロックチェーンには透過性という特徴があります。NFTウォレットは、誰がどんなNFTを持っているかは見えますが、個人情報はわかりません。ガラス張りのウォレットを通じてバスケのNFTカードをたくさん持っている人なら「バスケが好きなんだな」、あるTV番組が配布したNFTを持っていれば「この番組見ているんだな」ということがわかるのです。</p><p>ーーなるほど!少し話題を変えますが、社名に「SUSHI」と入っているのはなぜですか?</p><p><strong>徳永:</strong>当社のスタートが、「銀座渡利(ぎんざわたり)」(現在は「桜坂渡利」)というお寿司屋さんで「お寿司を仮想通貨で食べる」というイベント企画だったことに由来しています。コロナ禍でしたが多くの方に集まっていただき、その記念としてNFTの配布を行いました。</p><p>ーーそのNFTを持っていることで、第三者からも「この日に渡利に来た」「ここのお寿司が好き」ということがわかるわけですね。</p><p><strong>徳永:</strong>はい。私自身、この経験を通じてNFTを活用した新たなコミュニケーションがデザインできないかなと考え始めたんです。2024年からサードパーティーCookieが規制され、従来獲得できていた消費者のデータを得ることはできなくなります。その対応として、ほとんどのマーケティング企業は「ファーストパーティーデータ」という自社の顧客リストをしっかり作ろうという提案をしています。その一方で、我々は個人情報を侵害しない倫理的なマーケティング手法としてブロックチェーンデータを活用し「トークングラフを使って顧客理解をしていきましょう」と提案します。</p><p><strong>岩田:</strong>Cookieが使えなくなることで、困る企業や担当者が多く出てきますよね。一方で、Cookieによって得られた情報はビッグテックが占有しているという状況があります。ユーザーがSNSなど各種無料サービスを日々利用している間に、すごい量の情報を吸い上げられているのが現状です。徳永さんのいうトークングラフマーケティングは、利用する情報がビッグテックのものではないというところがポイントだと思いますね。</p><p><strong>徳永:</strong>僕たちは、自分のブラウザにどんなCookieが入ってるかということは知りません。この状態は、企業と消費者にとってフェアな関係ではないと思っています。我々一般ユーザーは一方的にマーケティング利用されている。ですがトークングラフでは、ユーザー一人ひとりが能動的にNFTを所有します。マーケティングする側とされる側がイーブンな関係になれるため、倫理的なマーケティングができます。その結果、「このお寿司屋さんに来る人は、テレビではこういう番組を見て、この新聞を読んでいる」みたいなことがわかるようになると、また違ったコミュニケーションができるようになってくるのではと考えています。</p><p></p><h2><strong>QRコードや自販機、流れる音から簡単にNFTを入手</strong></h2><p><strong>岩田:</strong>SUSHI TOP MARKETINGはNFTの配布にすごく強みがある会社なんですよね。その配布方法について、いくつか事例を教えていただけますか?</p><p><strong>徳永:</strong>メインでやってきたのはQRコードで配布するという方法です。一般的に、NFTを受け取るにはウォレットというソフトウェアをユーザーがインストールしなければいけないんですけど、それがけっこう高いハードルになってしまうんですね。QRコードなら、ウォレットのアカウントやメールアドレスなんかも一切なしで受け取れます。他に変わったところでは、音声でNFTを送ることができたりもします。例えば、とあるイベントで特定の音を流して、それをブラウザに聞かせればNFTが取得できるというような。</p><p>ーーアプリ「Shazam」のように音を拾う感じでしょうか。コンビニATMやQRコード、カプセルトイの自販機を使うなど、最先端で一般の人々の生活からは遠いイメージのあるNFTとの出会いの機会を、私たちの身近な暮らしの中に置いてくれているという感じがありますね。</p><div class="img-container"><img src="https://lh7-us.googleusercontent.com/0gyVg4vfRnztKwNAcUX7ED9yUnxnIKPOrqY4v-RfyalWhG91S37IvLQ4N2gEVFd8m6qA-DvFf-b8EmM4yosb0_vEGdhlPPGZEy6UsHPrwhBoHpFIu6gmnSU7duyMb3o0Snz-P2b9DCcWFFwIuk8AYto" link_href="" link_target=""></div><div class="img-container"><img src="https://lh7-us.googleusercontent.com/md4lhv3ZnaXyQXk876J90uaBbJV-TsiyRUynr36CD2v2f92M2T7VRAf1cUgbLTaNTHY7XcUMG9AXmDGptn52JBUKaIHhcOU9FEi1S5L_BNDvEEQ_d65mQxlAqnIjU8Ykm_p3w7CSe5DDo7iNcx5EpTI" link_href="" link_target=""></div><div class="q-list-style-2 additionalClassesSet " style=""><p><em>出てきたカプセルトイのQRコードを読み込んで、NFTをゲット</em></p></div><p><strong>徳永:</strong>弊社は、NFT配布をパイオニアとしてやってきた自負があります。最近では「<a href="https://www.sushitopmarketing.com/news/izumo-sai"><u>SAI by IZUMO」のプロジェクト</u></a>で、50万個ぐらいのNFTを配布しました。グローバルでの配布ということもあって難しい面もありましたが、配布についてはかなりの実績が積み上がってきたと感じています。</p><p>ーーさまざまな企業のトークングラフマーケティングの実例がHPに掲載されていますが、創業2年目にして多くの大手企業と仕事ができるのはすごいことですね。この2年を振り返ってみて、いかがでしょうか。</p><p><strong>徳永:</strong>今でこそさまざまなWeb3のマーケティング関連のスタートアップも出てきていますが、創業した2年前は、NFTでマーケティングをしようなんていう会社はありませんでした。我々はプロダクトアウト的な感じで、悪く言えばマーケットをまったく見ずに「僕たちはこう思うんだ!」と突っ走ったわけです。でも、その世界観に多くの企業が共感してくださり一度ではなくで何度も事業をご一緒させていただいています。それは、我々の提唱するトークングラフマーケティングが、企業が抱える問題をきちんと解決しているからだと思います。市場を見ずに考えたことが、結果的にお客さんの課題解決に寄与できたということです。</p><p>ーー企業としては顧客理解のためにいろんなデータを集めたいけれど、それが難しくなっている中で、トークングラフマーケティングがひとつの光となったわけですね。</p><p><strong>徳永:</strong>データを集めたとしても、企業にとっては個人情報の管理は負荷になることが多いです。ブロックチェーンを使えば、個人情報をなるべく取らずにユーザーと倫理的なコミュニケーションが可能になりますから、企業のニーズにも合致しています。2年前、NFTがひたすら儲けるための売買の対象にしかなっていなかったような頃から積み上げてきた実績が、今になって活きていると感じています。</p><p>ーーすばらしいですよね。岩田さんもNFTのトレンドをずっとウォッチしてきて、ここ数年の変化の速さを実感していると思うのですが、その中でSUSHI TOP MARKETINGの動きについてどう思いますか?</p><p><strong>岩田:</strong>よく言うのですが、技術は使ってなんぼで、何らかの解決策に活用されない限りはただのオモチャなんです。それを踏まえると、ここまで顧客のニーズをちゃんと汲み取って、今使える技術を限界まで使ってみたらこんな風に解決できると示せることはすごいと思います。「営業が強くてニーズを吸い上げるのは得意だけど、技術を知らない」「技術はすごいけど、ソリューションに興味がない」このどちらかになってしまう人が多い中で、徳永さんは、世の中のニーズを汲み上げることも、技術を使ってそれを解決することもどちらも非常に高いクオリティでできる人だと思います。日本の起業家にはまだなかなかいない、顧客のことも技術のことも抜群によくわかっているというタイプですね。</p><p></p><h2><strong>NFTが、今まで出会えなかった顧客を振り向かせる</strong></h2><p>ーー実際に、企業とのコラボ事例をいくつか教えていただけますか?</p><p><strong>徳永:</strong>先日、期間限定でセブン銀行さんのATMで募金をすると出てくるレシートにQRコードをつけて、そこからランダムで4種類のNFTのの中からひとつがもらえるというキャンペーンを行いました。すると、募金額がなんと10倍になったんです。セブン銀行のATM募金は実は以前からあったのですが、僕自身も週1くらいセブン銀行を利用していますが知りませんでした。それくらい低かった認知を、NFTを使って大きく高めることができたのではないかと思います。</p><div class="img-container"><img src="https://lh7-us.googleusercontent.com/ZHk7FENFtXM3OY9MMCTX_Xz3MAUZ3DVZoDS9rmybmPb3BivMolWiSByikTRIqirwiH7N0tfMLXJOPjdhlM_MFk-LwvaWY3M7b6k-uF93pIpxESt_9JTW9Eo_Gv6JhUC5ZeKq0SBZuTLnHkHBgP9b8Yk" link_href="" link_target=""></div><div class="img-container"><img src="https://lh7-us.googleusercontent.com/Haqz9DZQZwjngEUSOhpUJy36-nePT5FjmEVRqtEUL2mtv0iL5tcvWsDqkTaQlcIFsQi-g7qjW4oi0iFHJNCFiQWP8NDeJVcffpQhjETJSCoGHcsunbAHALbH9bRr730uJlEewFeRC7n5l5xHXoZuoR8" link_href="" link_target=""></div><p><em>セブン銀行のATMから募金をすると、1回につき上記4種のうち1種のNFTアートが手に入る</em></p><p><strong>徳永:</strong>今回の取り組みによってロイヤリティマーケティングの可能性が見えてきたと感じています。セブン銀行にとって最もロイヤリティの高いお客様は誰か?を判別するのは、実は意外と難しいんです。メルマガ、SNS、銀行口座、ATMの利用頻度…など、ユーザーとの接点が多元的になりすぎているから、そうしたさまざまな媒体ごとのアクティビティにどう横串を通すのかという難題があるんですね。そこでNFTを使うと、それらがウォレットに紐付いていきます。例えば、このお客さんはATM募金、ニュースレター、SNSで配布したNFT3つ全部持っているから、全部の媒体を見てくれているロイヤルカスタマーだ、というように。</p><p>ーーすばらしいですね。</p><p><strong>徳永:</strong>さらに、ATMのレシートからNFTを取得したユーザに、後日「これだけ募金が集まりました!」というようなNFTを送るといったコミュニケーションも可能です。例えば、何かのポイント100円分がもらえるとしても、人はなかなかメールやLINEの登録まではしてくれません。面倒だから。でも、推しのクリアファイルがもらえるなら電車を乗り継いででも来たりしますよね。今はニーズが細分化しているので、汎用的、経済的なインセンティブでは動かない人も、尖ったIPを提示すれば手を伸ばしてくれる。そして、NFTを入手する際にはメールアドレスやLINEを登録する必要はありません。配布する側としてはNFTを手にした人が誰かは特定できないのですが、一度配布したら、その後もNFTを送ることによってコミュニケーションを取ることができるのです。我々はこのことを「リード獲得前のアクイジション」と呼んでいます。</p><p>広告などを100人が目にしたら、10人くらいがメール登録をしてくれて、さらにその中の1人が購入してくれる…というのが一般的なマーケティングのセオリーです。ということは、企業がコミュニケーションを取れるのはメール登録してくれた10%だけです。ですが、NFTを使えば、メール登録以前のお客さんとコミュニケーションできる可能性が高まります。これはけっこうすごいことだと思っています。例えば、拳銃の射程が3倍になったらすごく強くなりますよね。</p><p>ーー東急電鉄さんとのプロジェクトもとてもユニークですよね。</p><p><strong>徳永:</strong>東急新横浜線開業を記念して、鉄道の3Dモデルなど4種類のNFTを配布したプロジェクトです。さらに特設サイトを開設して、その日の車掌アナウンスなど、NFTを持っている人だけが楽しめるコンテンツも用意しました。実際に、2万人弱の方が体験してくださいました。</p><div class="img-container"><img src="https://lh7-us.googleusercontent.com/CjKdnABCG_NJQV4lqSkkNmJSg0L40hIKyBRRj2sNURmMQgNdF81jvke86D-MJhYybN5uAb8q61Nc02zqpxwYhnumFXCuff9nN1LYCpq_Gnpx_XM1oVZs1L1KenpACeHAxFCBWqom57rSlSjyatUPCiQ" link_href="" link_target=""></div><div class="img-container"><img src="https://lh7-us.googleusercontent.com/N5UBDTWg0AtbAtLvQOdzBfHnuVpPYazWiPh0wns-pcUyO8qNMrY2HDoamjeV-bNlLOpWmmBbIHtj8LLUK4XoM7i8d7jDvcsezNUT2Ij4H_9vO-8Or39KTM8KgW1dEH06LbibjtGTq02yx4NrIUqHJxU" link_href="" link_target=""></div><p>ーーこれらの事例も踏まえて、NFTマーケティングの強みとは何でしょうか?</p><p><strong>徳永:</strong>大きく2つの強みが挙げられます。1つは、タッチポイントの創出です。100円のポイントでは動かない人も、自分が好きなコンテンツがあれば動いてくれます。セブン銀行の事例はまさにこれで、これまでATM募金の存在すら知らなかった人が、イラストレーターのNFTをきっかけに募金をしてくれる。これまでリーチできなかった、新しいお客さんを呼び込めるということです。</p><p>もう1つは、ロイヤリティの可視化です。企業やブランドとユーザーの接点が多元化していて、誰が最も良い顧客なのか見極めが難しくなっているという話をしましたが、NFTマーケティングはそこを見通す「横串」となれる大きな可能性があります。現在のサードパーティデータの代替になりうるのではないかと思います。</p><p>さらに、我々は「ダイナミックコンバージョンNFT」というちょっと面白い知財を持っています。例えば最初に街中の看板からタマゴのNFTが配られて、それをお店に持っていくと10%引きになります。するとお店から、来てくれた証明としてお花のNFTがもらえます。タマゴがお花と一緒にウォレットにいると、タマゴはヒヨコに進化しますーーそうすると、配布した側にはタマゴ分のヒヨコ(ヒヨコ/卵)の数字がわかります。これまで測定できなかった、看板広告のコンバージョン率や実数が判明するということです。</p><p><strong>岩田:</strong>非デジタル広告の効果が数字で出せるということですね。それは絶対測れないと言われているものですから、それがわかるのはすごい。</p><p>ーーそれに、進化させたいからついお店に来ちゃう、という人も出てきそうですね。</p><p><strong>徳永:</strong>そうです。今のWeb2では難しいと言われていることも、NFTを使えばわりと簡単にできてしまうんです。</p><p></p><h2><strong>誰もが当たり前のように使えるWeb3の世界をつくる</strong></h2><p>ーー最後に、今後の目標やビジョンについて聞かせていただけますか?</p><p><strong>徳永:</strong>第一に、トークングラフマーケティングの文化を創造し、社会に定着させていきたいと考えています。そのひとつの施策として、「unWallet」というNFT用のウォレットを提供しているSIVIRA社との提携が決まっています。現在、新たにアカウントを作ることなく、Gmailなどの既存のIDをそのまま仮想通貨のウォレットにできるような「アカウントアブストラクション」という技術の導入が進んでいます。SIVIRAは、その元祖ともいえる会社です。ところで蓑口さんは、MetaMaskなどの仮想通貨のウォレットってお持ちですか?</p><p>ーー持ってはいるのですが、全然ログインしてないです…。</p><p><strong>徳永:</strong>そういう方は多いですよね。なぜなら、とても長い「秘密鍵」という情報を自分で管理しないといけないから。ですが、unWalletのようなアカウントアブストラクション系のコントラクトウォレットなら、GmailのIDさえわかっていれば大丈夫なんです。まもなく我々がSIVIRAと提携することによって、GoogleかAppleのIDさえあれば誰もが簡単にウォレットを持つことができる世界線がやってきます。Web3の世界自体が拡大していくことは既定路線だと思いますが、我々は誰もが使いやすい、「ブロックチェーン使ってるんだ、これ」と気づかれないくらいのWeb3体験を創っていけたらと思っています。</p><p>ーーNFTと聞くと、難しそうでなかなか手が出ないという方もいらっしゃると思います。でも、QRコードで受け取れたり、ウォレットレスでも大丈夫だったりするなら体験してみようかな?と思っていただけたのではないでしょうか。ぜひ、SUSHI TOP MARKETINGのホームページやSNSを見て、NFTの受け取りを体験したり、さまざまな事例を覗いたりしてみてください。徳永さん、ありがとうございました!</p><p><a href="https://www.sushitopmarketing.com/"><u>◆SUSHI TOP MARKETING株式会社</u></a></p><p><br></p>
<p>2023/12/15(金)のNHKの報道番組 <a href="https://www.nhk.jp/p/nw9/ts/V94JP16WGN/" target="_blank"><u>NEWS WATCH9</u></a>内の企画にて、ミレイズの投資先起業家や、起業家伴走のシーンが紹介されましたのでご報告いたします。</p><p>2022年より岸田政権のもと「スタートアップ育成5カ年計画」が始動しました。一方で、日本の多くの方にとって、まだまだスタートアップや投資という概念は身近な存在でありません。</p><p>本放送は「投資=お金を預けること」という認識に一石を投じ、リスクを取って挑戦する起業家や彼らに伴走するVCを多くの人に知ってほしいという30代のNHKディレクターの想いからスタートしました。</p><div class="" style=""><div class="adm additionalClassesSet " style="margin: 5px 0px;"><p>ミレイズも1年に渡り取材協力行うと共に、投資家の皆さまにもヒアリングや取材等にご協力いただきました。誠にありがとうございました。ぜひ本放送内容を皆さまや周りの方とご覧いただけると嬉しいです。</p><p>ミレイズでは、今後とも投資家の皆さまと共にスタートアップへの機運を高めていきたいと考えています。今後とも何卒よろしくお願いいたします。</p><hr></div><h1><strong>NHK NEWS WATCH 9 / 全国放送</strong></h1></div><div class="img-container"><img src="https://cdn.qurate.cloud/2023/12/16/08/01/08/32eccaed-9209-409a-a30f-51b350aa35bd/----------2023-12-15-22.15.17nhk-newswatch9.png" link_href="" link_target=""></div><div class="img-container"><img src="https://cdn.qurate.cloud/2023/12/16/08/03/29/2466e5b4-3a46-4e36-b193-7c63aa5f3a3f/----------2023-12-15-22.15.17nhk-newswatch9_1.png" link_href="" link_target=""></div><div class="img-container"><img src="https://cdn.qurate.cloud/2023/12/16/08/01/14/f700b145-35cb-400c-9ce8-6591f7ddfe86/----------2023-12-15-22.15.17nhk-newswatch9_3.png" link_href="" link_target=""></div><div class="img-container"><img src="https://cdn.qurate.cloud/2023/12/16/08/01/28/eeb4ff1a-b904-4134-b877-0d6280976aab/----------2023-12-15-22.20.12nhk-newswatch9.png" link_href="" link_target=""></div><div class="img-container"><img src="https://cdn.qurate.cloud/2023/12/16/08/01/39/b5c58d70-3308-4286-a6ec-4e86997bab44/----------2023-12-15-22.20.39nhk-newswatch9.png" link_href="" link_target=""></div><div class="img-container"><img src="https://cdn.qurate.cloud/2023/12/16/08/01/51/0d135139-71a1-44a4-bad1-61b98f68a9a4/----------2023-12-15-22.20.47nhk-newswatch9.png" link_href="" link_target=""></div><div class="img-container"><img src="https://cdn.qurate.cloud/2023/12/16/08/01/58/659be14c-4bee-4101-b99b-3fb5fdbdccf2/----------2023-12-15-22.20.57nhk-newswatch9.png" link_href="" link_target=""></div><div class="img-container"><img src="https://cdn.qurate.cloud/2023/12/16/08/02/12/8ef81070-1530-485b-96b4-8132555b9541/----------2023-12-15-22.20.57nhk-newswatch9_6.png" link_href="" link_target=""></div><div class="img-container"><img src="https://cdn.qurate.cloud/2023/12/16/08/02/23/0ec5e37f-92be-4ca8-b4cf-75cdf7a27209/----------2023-12-15-22.22.47nhk-newswatch9.png" link_href="" link_target=""></div><div class="img-container"><img src="https://cdn.qurate.cloud/2023/12/16/08/02/18/1f4c49dc-3492-414b-8c9c-f72efc5eb257/----------2023-12-15-22.22.29nhk-newswatch9.png" link_href="" link_target=""></div><div class="img-container"><img src="https://cdn.qurate.cloud/2023/12/16/08/02/30/e9126a01-a574-4b0f-9976-5056c88dcd59/----------2023-12-15-22.23.57nhk-newswatch9.png" link_href="" link_target=""></div><div class="img-container"><img src="https://cdn.qurate.cloud/2023/12/16/08/03/23/c6e7e55e-1871-4dd0-bfe5-912e08c874e0/----------2023-12-15-22.51.00nhk-newswatch9.png" link_href="" link_target=""></div><div class="img-container"><img src="https://cdn.qurate.cloud/2023/12/16/08/03/19/49e48d8d-cf17-4f10-96fe-0b2072659098/----------2023-12-15-22.50.53nhk-newswatch9.png" link_href="" link_target=""></div><div class="img-container"><img src="https://cdn.qurate.cloud/2023/12/16/08/02/36/50a698bd-cab3-43e4-aabb-35da0319efd1/----------2023-12-15-22.27.35nhk-newswatch9.png" link_href="" link_target=""></div><div class="img-container"><img src="https://cdn.qurate.cloud/2023/12/16/08/02/42/8b76780c-c6f2-47e0-a95b-b6f4303ec7c5/----------2023-12-15-22.27.46nhk-newswatch9.png" link_href="" link_target=""></div><div class="img-container"><img src="https://cdn.qurate.cloud/2023/12/16/08/02/48/9f2737a7-cbd8-4659-bf11-913aef3fa78f/----------2023-12-15-22.30.37nhk-newswatch9.png" link_href="" link_target=""></div><div class="img-container"><img src="https://cdn.qurate.cloud/2023/12/16/08/02/42/8b76780c-c6f2-47e0-a95b-b6f4303ec7c5/----------2023-12-15-22.27.46nhk-newswatch9.png" link_href="" link_target=""></div><div class="img-container"><img src="https://cdn.qurate.cloud/2023/12/16/08/02/55/405c0ba5-da9c-4d54-9a96-eac925b21651/----------2023-12-15-22.30.43nhk-newswatch9.png" link_href="" link_target=""></div><div class="img-container"><img src="https://cdn.qurate.cloud/2023/12/16/08/03/02/6d8b3418-d088-4a30-b2e8-91e942b82cd4/----------2023-12-15-22.31.16nhk-newswatch9.png" link_href="" link_target=""></div><div class="img-container"><img src="https://cdn.qurate.cloud/2023/12/16/08/03/14/fea820ab-f3f3-4156-90fa-8e034c306dd2/----------2023-12-15-22.35.03nhk-newswatch9.png" link_href="" link_target=""></div><p>本放送で紹介いただいた投資先やミレイズの活動について<br>・<a href="https://www.miraise.vc/news/miraise-radio-020-peerlearning" target="_blank"><u>エンジニア起業家コミュニティのピアラーニング環境</u></a><br>・<a href="https://www.miraise.vc/news/?tag=story" target="_blank"><u>エンジニア起業家のための月次勉強会:MIRAISE CLASS</u></a><br>・<a href="https://www.miraise.vc/news/miraise-radio-002-4c" target="_blank"><u>24時間いつでも質問できるオンラインコミュニティ: 4C</u></a><u><br></u>・<a href="https://www.miraise.vc/portfolio" target="_blank"><u>投資先企業の一覧</u></a><u><br></u><a href="https://spiral-robotics.com/" target="_blank"><u>・株式会社Spiralについて</u></a></p>