開催報告 - Government 2030

2019年7月17日

MIRAISEは、2019年7月17日(水)に未来図会議02を渋谷EDGEof にて開催しました。

MIRAISE未来図会議は、多種多様な業界の第一線で活躍するフロントランナーを、講師としてお招きし開催する定期的な勉強会です。

各業界の最先端の取り組みから発想を飛躍させ、現在とのギャップを埋めるテクノロジーやサービスを皆で考える時間です。MIRAISEの投資家、投資先起業家、メンター、企業パートナープログラム※の皆様と共に大胆な議論展開を意図しています。

※MIRAISE企業パートナープログラムは、国内外の最新のスタートアップに関する情報の共有や、未来図会議への参加機会が提供されます。

テーマ

『Government 2030〜未来の国の在り方を考える〜』

デジタル政府先進国のエストニアにて、当国の投資庁 日本支局長を長年務められた山口功作氏をお招きして、現状の課題と、日本があるべき未来の在り方を大胆に予想いただきました。

スピーカー

山口 功作(ヤマグチ コウサク)氏

元エストニア投資庁 日本支局長 

東京都出身。高校卒業後、スペイン、米国へ留学。日本人学校教員を経て帰国後、ソフトハウスに就職。黎明期におけるインターネット普及を目的とした全国協同組合の設立に携わる。その後、PCパーツ商社での米国勤務等を経て、2003年からエストニア投資庁、ならびにエストニア政府観光局を所管するエンタープライズ・エストニアの日本支局長を務め、電子政府をはじめ、来るべきデジタル社会の啓蒙活動を行なっている。2014年、エストニア共和国大統領よりテッラ・マリアナ勲章の叙勲を受ける。

タイムライン

17:00:オープニング by MIRAISE
17:10:スピーカーによるプレゼン
17:55:Q&A・ディスカッション
18:30:懇親会
20:00:クロージング

イベント当日の様子

主催者 MIRAISE 蓑口の開催後のコメント

『"Government 2030”』というテーマで山口さんの講演を伺いました。未曾有の人口減少社会に突入する日本が、今後どのような視点を持っていくべきなのか。具体的なデータと事例をあわせて説得力のあるお話を沢山伺うことが出来ました。その中で私は以下3つの言葉が心に残りました。

『今の1/3の人口で、必要なサービスは変わらない。どうすれば維持できるのかを考え続けること』
『行政を含め仕事の本質は、自身の役割がなくなっていくことだということ』
『時代をつくっていく側の方が楽しい。全ステークホルダーがチャレンジしやすい環境が必要』

テクノロジーの進化をどのように国として取り入れていくか。広い視点でテクノロジーとの向き合い方を学ぶことが出来ました。山口さん、参加いただいた皆さま、ありがとうございました。



MIRAISEのVCとしてのテーマは「常識のアップデート」です。

投資活動や起業家の事業進展には想像力が必要です。未来図会議では参加者それぞれが未来に思いを馳せ、自分があたかもその未来から現在を振り返ってみるという思考実験をしています。その未来と現在を埋めるテクノロジーや人々の行動変容はどのようなものになるだろうか… そのような気付きや妄想を膨らませて皆で議論することで普段とは違うアプローチから「常識のアップデート」のヒントを探っています。

その他のイベントアーカイブは、MIRAISE NEWS > STORY をご覧ください。

#エンジニア #起業家 #スタートアップ